院長のブログ

2012年12月 9日 日曜日

新型細径大腸内視鏡の導入

過去のブログでちょっと紹介したと思いますが、この度、新型細径大腸内視鏡を導入しました。
大腸内視鏡検査を楽に受けて頂くための、執念と言うか・・・。

何が新型かと言うと
①太さが9.2mmと極端に細い。
②腸の屈曲部を超えるとき、軽く押し当てるだけで屈曲部を超えられる。これを受動湾曲と言う。
③径は細いが、内視鏡が腸の深い部分に達したとき、手元で操作する力が先端に十分に伝わる。これは高伝達挿入と言う。

今まで、通常使用している内視鏡の操作とは異なる手技が求められる。

性別で、大腸内視鏡検査が困難と感じるのは、女性の場合が多いと思う。
帝王切開や婦人科の手術をされた方は癒着で挿入困難になる場合があり得る。
手術を受けていなくても、体型がほそみの方は屈曲が強く、同じく挿入困難になる場合があり得る。

このような患者様に新型細径大腸内視鏡を使用してみたが、・・・

実に良い結果が得られた。何より検査を受けている最中の患者様の表情が柔らかい。
患者様が、我慢していないことが内視鏡を通して伝わってくる。

今後、この新型細径大腸内視鏡の使用経験は、ブログでその都度書いていきたい。

それにしても、もっとブログの更新回数を増やさないと。

書くことは、自分の今まで行ってきた様々な医療行為を見直す手段にもなる。


投稿者 鶴町クリニック | 記事URL

2012年11月12日 月曜日

大腸内視鏡検査前に服用する下剤の飲み方

大腸内視鏡検査の前には、宿便を取り除くため、やや多めの腸管洗浄剤を服用して頂きます。当院でも、検査前に1800mlの液体を飲んで頂きます。特に女性で、日ごろ、水分摂取を心掛けない人は、全量服用するのが一苦労のようです。

 

当院では、この1800mlの液体を、半分ずつ、検査前日の晩夕方と検査当日の朝に分けて服用する事を原則としています。当然、検査前日は、早めの帰宅をお願することになります。遅くとも夕方7時までに、腸管洗浄剤を飲み始めれば、夜中にトイレで睡眠を妨げられる事はありません。ですから、前日、帰宅が遅い方は、当日に1800ml全量服用して頂くことになります。

 

2日に分けて服用して頂く理由は、1度に全量飲むのが大変だから、という配慮もありますが、別の理由もあります。2回に分けて服用すると2度洗いの原理で、腸内が、よりきれいになります。また前日に半分飲めれば、万が一、当日分を飲めなくなった場合でも、なんとか大腸内視鏡検査を遂行することが出来ます。それから腸管洗浄剤を服用する時のリスクを軽くする事も出来ます。洗浄剤を服用するリスクとは? もし、検査前に既に大腸癌が大きくなって、腸の通過を悪くしているような状況では、1度に大量の腸管洗浄剤を服用することでイレウス(腸閉塞)になる可能性があります。このようなリスクを防ぐ意味でも、2回に分けて服用する事を原則にしています。

 

現在の腸管洗浄剤は、飲みやすいとは言いませんが、飲みにくさは大分改善されたようです。あまり、心配する事はありません。指示に従って、安心して服用してください。

 

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2012年10月 9日 火曜日

健康寿命

健康寿命という話を聞いた。

その言葉どおり、自分の事は自分で管理出来る、自立した状態でいられる年齢ということだ。日本人では男性が72歳、女性が76歳前後らしい。聞いた事を慌ててメモしたので若干の誤差はあるかもしれないが・・・

翻って、2011年の日本人の平均寿命は女性85・90歳、男性79・44歳で、前年比で女性は0・40歳、男性は0・11歳縮んだものの、世界に冠たる長寿国である事に代わりはない。

平均寿命から健康寿命を引いた期間は、家族や地域から何らかの援助が無くては生きていけない状態にある事を意味するらしい。

演者の話では、日本人は平均寿命こそ長いが、健康寿命では、世界と大差が無い、との事だ。

健康寿命を平均寿命に近づける事が大切だ。この講演では、健康寿命を短くする要因に転倒→骨折をあげていた。適度な運動、カルシウム、ビタミンDの摂取など生活習慣の改善が必要らしい。

日本人は、骨折に無頓着な面があったが、健康寿命という観念から、現在、大いに注目されてきている。骨折に関連する骨そしょう症という疾患の研究がホットな話題になっています。

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2012年9月17日 月曜日

患者さんとの会話①

外来診療していると

何気ない患者さんとの会話で、教えられる事が多い。

もちろん、医学的な面以外で・・

 

ある患者さんとの会話・・

患者さんというより、私と同じ医療関係に従事している先輩格。

この方も、私と同じ開業医をしている。

私の専門領域の定期検診を受けに来院されている。

 

この方がすごいのは、開業医をしながら

学会、研究会の発表が際だって多いことだ。

私も年に数回は発表することはあるが

この方は毎月。それも複数回の事も多いそうだ。

 

ある日

「そうとうストレスがかかっているはずですが、それをやり遂げ、継続するパワーの源は何ですか?」

と言った趣旨の質問をしたところ

1日は24時間しかない。出来る事は限られるんだ。」

拍子抜けするような、短い答えでした。

意味するところは、生活の優先順位の上位に研究会発表という

学術活動を置いて、他の事はある程度犠牲にする・・

といった趣旨でした。

 

私はこの答えに、強い感銘を覚えました。

 

翻って、私の場合、52歳になり、30~40代とは明らかに

変化した体力、気力を自覚せざるを得ない、状況でした。

加えて、生きていくために、仕事以外の勉強、専門以外の知識獲得も必須な年代です。

 

最近、勉強の能率がよくありません。

ちょっと前なら、日曜、祝祭日というと、ほぼ終日読書しても

何の問題もありませんでした。

しかし、目の疲れ、読破するスピードの遅れは否めません。

なんとなく焦った感じになったりしていました。

 

1日は24時間しかない。出来る事は限られるんだ。」

わたしは、この言葉を

「無理のない範囲で行動していこう。ただし、ほんの僅かでも日々前進させながら」

と理解するようにしました。

 

一気に気が楽になりました。

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2012年9月12日 水曜日

内視鏡機器の進歩、開発②

内視鏡機器の進歩は、操作性や挿入性の進歩、向上に留まらない。

 

診断能力も格段の進歩を遂げている。

 

内視鏡検査で観察する光の分光特性を変更し、病変を鮮やかに浮き上がらせることも可能になった。

 

拡大内視鏡と言って、病変をズームアップして病変の微細構造を認識することもできる。

 

拡大内視鏡に至っては、近い将来、顕微鏡レベルまで拡大出来る日も来るらしい。

 

内視鏡で細胞レベルの病理診断までやってしまおう、と言う訳だ。

 

日本の企業(正確に言うと現場)の底力、実力に拍手を送りたい。

 

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